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記憶の中に、何処にでも見られた風景のようなもの、通りに面する家の玄関脇の部屋から濡れ縁の様に板の腰掛をよく見かけた。一寸した田舎に行くと何処にでもあったような気がするが、今は殆んど見かけない。 夏の夕涼みの時間帯にはここに腰をかけて地域の人達の交流の場にもなっていた。私の田舎、高知県の室戸岬より30分ほど東、海岸沿の町も何処にでもあったのですね。 ここにアップした写真は高知県と徳島県の県境の町、海岸沿いの宍喰町にのこる「ブッチョウ」です。腰の部分は縁台に、上の部分は押し上げて屋根や庇の下に納めています。 勿論、元に戻して納めると、雨の日や台風時の外壁の防御、雨戸のような役割をします。昨今、空調設備等が一般的になったので、窓を開けて夕涼みをの風景を見ることが少なくなりましたね。生活の知恵として日本の民家の建築的な工夫の一つですね。 ←ポチッと押してください
by axis-kujira
| 2008-03-14 22:20
| 生活の知恵
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