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通りの景観を学ぶ・・・・!
日本人は自分の家・屋敷を囲い込むのが好きだ。好きだというより、むしろ、そうしなければ生きていけない民族なのである。 特に土佐の人間はそれが強い。囲い込みは、単に自分の家・屋敷の境界を明確にしたいという事だけではなく、激しい雨、風の多い気候や風土といった自然から身を守り、また、共存するための知恵でもあった。 安芸・土居廓中の竹垣、室戸・椎名の石垣等々。 それは、意匠的にみてもある程度の形や材料の統一によって家なみと一体となり、 通り空間としての塀なみは、美しく、リズミカルで調和がとれていた。それは、自然発生的な形での伝統であり文化であった。 アメリカ西海岸の旅で見た郊外型の住宅地や住宅事情は、そんな日本の伝統や文化との遠いや人間性の違いを強く感じさせた。 通り空間としてのまちなみはオープンローなフロントヤードの連続として広がり、緑の中に我々を迎え入れてくれた。 空間概念としてのセミパブリックゾーンの扱いについては ニュータウン計画の中に導入され、群としてのまちなみを考える場合の重要なデザイン要素として扱われつつある。 アメリカでみたオープンローなフロントヤードは、このセミパブリックゾーンの扱いの一つの形であり、日本の家なみ・塀なみと発生の形こそ違うが、 同じように美しく、楽しく、我々の心を和ませた。 また、それは、このセミパブリックゾーンの扱いによってまちなみや通り空間が決定されると強く感じさせるものでもあった。 サンフランシスコ、サンホセでみた住宅地での大きな特徴は、 こ のフロントヤードのほか、幹線道路からのアプローチを避けた区画街路のボンエルフ、緑に包まれたコミュニティー道路、緑による境界線の処理、2台可能なパーキングスペース、デザインが統一され整理されたサイン等々。 アメリカ西海岸は雨がほとんど降らないという。我々の乗るレンタカーは全米をネットワークするフリーウェイを北へ'南へと走る。 パームスプリングスの砂漠、岩肌をむき出しにした山々、1時間、2時間と走っても景色が変わらない。 だが、まてよ、我々が見ている町や村やこのフリーウェイの沿道も緑が多いではないか? 答えは簡単であった。 スプリンクラー設備の完備である。 遠く シェラネバダ山脈のふもとに水源を求め、この荒涼とした砂漠の地にオアシスの誕生である。我々は、アメリカ人の緑に対しての心を感じ、建物と一体になった緑の手入れや管理がうまく行く理由も容易に想像できた。 サンディエゴ。建設中のニュータウンに出会う。2×4工法によって建築される住宅群。 ジョイント部や開口部の納まり、荒木に近い外壁仕上としての板等々非常にラフなものである。 モデルハウスの中に入る。吹抜のあるリビング、バックヤードと一体になったダイニングキッチン、オリエンテーションをあまり気にしない開口の取り方、見せるための家具・調度品、色彩豊かなインテリア等々、 展示住宅として、 見せて、売るための心憎い演中。 ターゲットは、やはり、女性のようである。 若き日の記憶 ← ポチットと訪問の足跡残してください!
by axis-kujira
| 2008-04-02 13:51
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